同志社大学と宮古島市との教育、研究交流を目的とした連携、 協力に関する包括協定締結について
宮古島市との協定締結の趣旨
同志社大学は2012年から「GRMオンサイト学習」の一環として宮古島市でフィールドワーク、フィールドリサーチを実施。 「GRMオンサイト学習」は国内外の「文理融合フィールド」において、特定の課題をもとに実践的な知識と方法を修得する実習。 宮古島市は新エネルギー(太陽光、風力発電、バイオマス燃料等)をはじめとした次世代エネルギーによる資源循環型の社会システムの構築に取り組む島興し。 「GRMオンサイト学習」は学生に資源エネルギーに関わる自然科学と多文化共生に関わる人文、社会科学の諸領域を統合化させて修得させる事を目的の一つとする教育プログラム。 宮古島市は2008年3月の「エコランド宮古島宣言」により産官民連携で資源エネルギーの活用と環境保全に力を注いでいることから、GRMの教育目的/教育プログラムとの親和性が非常に高い。 宮古島市での実習は資源エネルギーの活用状況だけでなく、住民の期待、行政との関係、環境負荷などの課題について学ぶことができ、学生が先進国である我が国の取り組みから新興国、困難国で求められている 適正技術、社会システムへのあり方を理解する上での重要な活動である。 同志社大学はGRMを主体として宮古島市と教育・研究交流にかかる連携協力協定を締結して、両者の連携による実践的文理融合教育プログラムの開発と実施を推進していく。 具体的な事項として、GRMオンサイト実習の継続実施、オンサイト実習の同志社大学教員による講演、講義、市内教育機関での出前講義のほか、宮古島市による同志社大学のスポーツクラブに対する合宿誘致PRや同志社大学教員による研究シーズの提供を検討。